筑波完走物語
さて、筑波選手権の模様を振り返っておきましょう。
朝4時。
目覚めると今回もまた天気予報通りに雨、雨、雨。
家でふて寝するわけにもいかないのでヘルパーさんを迎えにいきます。
筑波に到着すると、相方の松下ヨシナリさんちのスタッフがすでにピットを確保してくれているという嬉しいお知らせ。朝からいい仕事して頂き本当に感謝。しかもテントを張る場所も確保というじゃありませんか!
というのも、先日“club TROFE”用のテントを購入した次第。
いきなりの雨デビューというのもいかがなものかと思いましたが、悪天候の中、これまたいい仕事してくれましたねぇ。
このテント、3mX3mという大きさながら1万5800円という超破格大出血サービス値段。京都のシナノトレーディングさんで購入可能です。代表の仕名野(シナノ)さんは京都でレースをしていた時の先輩でNAのウェスタン選手権チャンピオン(GP125)という僕にとっては雲上人。レース畑の方々はどうぞご贔屓に。
車検を受けたり、レインタイヤを装着したり、おにぎり食べたりしていると、アッという間に予選時間が迫まり。
ヘルメットを被るとさらに緊張は高まり、半目にもなるっちゅう話さ。
雨は時折激しくなりつつも、しょーがないので「おりゃ、おりゃー」と気合で走り、フィーリング的には悪くない。「まぁまぁかな」と思ってピットに戻り、モニターを見ると10番手。
……あれ?
えーと、ST600は予選が2組あるので、総合だとざっと20位くらいってこと?
しばらくして出た正式結果は21位。
はい、グリッドは7列目のイン側に決定。
先日のブログで、「雨のリザルトは悪くない」とか言い放ってたのはどの口でしたっけ?
空模様は、雨が降ったり、やんだりしつつも空はだんだん明るさが増してくるという、一番悩ましいパターン。
完全にやんでしまえばライン上は乾いてくる可能性もあるので、いつでも交換できるようドライタイヤのスタンバイだけはしてしておきます。
結局、決勝はそのままレインタイヤで臨み、グリッドへ。
ちなみにむかって左の男、酒寄俊幸が今回のヘルパーさん。
いいようにアゴで使っていたものの、実は『トランスクーター』(ニューズ出版)の若き編集長。エライんです。
さて、決勝唯一の頼みの綱はスタート。
スタート番長(?)な西田さんに泣きを入れていつものごとく教えを乞い、前日には全日本ST600参戦中の中山しんたろう選手もコツを伝授くれるというありがたいサポートで、イメトレだけはバッチリ。
どう控え目に想像しても、軽く6人はブチ抜いて、1コーナーへ入っていく様子が脳内を駆け巡ります。
……んが、実際は軽く3人くらいにブチ抜かれて1コーナーへ到達。
自慢じゃないけど、これでもいつものド下手っぷりと比べると大成功なのさ (^^v
さすがに、この順位とコンディションだとオープニングラップは大混戦。
とにかく、転倒だけはしないように、転倒にだけは巻き込まれないようしながら、2ヘアまでは無事に到達。
と思ってたら、前方で2台が絡んで転倒!
ライダーと車体がこちらへフッ飛んでくるじゃあーりませんか!?
「ぬぉぉぉー!」と叫びつつも、ここまではギリギリ想定内。
ライダーは避けたものの、滑走してくる車体はかわしきれず、タイヤがわがCBRのカウルに接触!かすった程度だったものの、そのスキに数台に抜かれる始末。
フゥ…、それにしてもギリギリ過ぎ。ちょっと想定外。
そのまま2周目に入って、1コーナーを立ち上がると赤旗の提示。
さっきの転倒車両がコース上の残って、オイルが出たらしく、レース中断です。
ピットに戻りながら考えたのはタイヤのこと。
この時、雨は完全にあがり、走行ラインの一部は乾きつつあったんですねぇ。
「ドライタイヤに換えるべき?」「そんな時間ある?」「ってか、また降ってきたら終わりやん」と悶々としながらピットへ戻り、他のチームの動向を探っていると、やっぱり数人はタイヤ交換の準備をしています。
安全策をとるような順位でもないので、ドライへ交換決意。
とはいえ、まだビビッてたのでまずはリヤだけ交換し、フロントの決断は先送り。
急きょ、オートボーイJ’sの鴻巣社長にも手伝ってもらいリヤをドライへ。
アナウンスによるとまだオイル処理に時間がかかっているみたいなので、やっぱりフロントもドライへ交換決定。もう腹をくくりました。
ペースが上がってくることを考えて、サスペンションのセッティングも小変更。
で、レース再開。
グリッドを見渡すとタイヤ選択は見事にバラバラ。
前後レイン、前後ドライ、前レイン後ドライと、ライダーそれぞれの思惑がありあり。
本日2度目のスタートもまぁまぁ成功。
でも、やっぱり2人くらいには抜かれる……(^^;
その後は、とにかくひたすら追い上げるのみ。
周回が進むに連れて、路面はどんどん乾いていき、レインタイヤの先行逃げ切り組がどんどんペースダウン。僕を含めた前後ドライ組はペースアップし、結局10位でフィニッシュ。
結果はさておき、久しぶりにまともにレースができ、周りの心配をよそに転倒もせずに無事完走。多くのスタッフさんたちのおかげで楽しめたことを心より感謝します。
上位勢のタイヤ選択が気になって表彰式を見に行くと、上位6台中3台が前後ドライ、残りの3台が前レイン後ドライという組み合わせ。先に逃げるか、後で追い上げるかの差こそあれ、それぞれ一長一短だったようです。
さて、次は6月22日の岡山国際戦。
このまま、上り調子でいかせて頂きます。
筑波ロードレース選手権第2戦
ST600クラス
予選:21位 ベストタイム:1分08秒016(ウェット)
決勝:10位 ベストタイム:1分03秒023(セミウェット)
前回同様、TCフォーミュラクラス参戦の松下ヨシナリさん(カワサキZRX)と西田さん(ドゥカティMHe)はそれぞれ3位と5位で、またまた両者表彰台!やるねぇ!おめでとうございまっす!
Special Thanks
鴻巣社長
オグR様
オートボーイJ’s関係者の皆様
加藤良隆様
酒寄俊幸様
シナノトレーディング様
ショウジ様
瀬崎様
高崎様
中山しんたろう選手
西田敏郎様
松下ヨシナリ様