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2008年6月 アーカイブ

2008年6月 1日

筑波完走物語

さて、筑波選手権の模様を振り返っておきましょう。

朝4時。
目覚めると今回もまた天気予報通りに雨、雨、雨。
家でふて寝するわけにもいかないのでヘルパーさんを迎えにいきます。
筑波に到着すると、相方の松下ヨシナリさんちのスタッフがすでにピットを確保してくれているという嬉しいお知らせ。朝からいい仕事して頂き本当に感謝。しかもテントを張る場所も確保というじゃありませんか!



というのも、先日“club TROFE”用のテントを購入した次第。
いきなりの雨デビューというのもいかがなものかと思いましたが、悪天候の中、これまたいい仕事してくれましたねぇ。
このテント、3mX3mという大きさながら1万5800円という超破格大出血サービス値段。京都のシナノトレーディングさんで購入可能です。代表の仕名野(シナノ)さんは京都でレースをしていた時の先輩でNAのウェスタン選手権チャンピオン(GP125)という僕にとっては雲上人。レース畑の方々はどうぞご贔屓に。



ロゴもバッチリ入ってます!


車検を受けたり、レインタイヤを装着したり、おにぎり食べたりしていると、アッという間に予選時間が迫まり。



緊張のあまり口もへの字になるっちゅうねん。



ヘルメットを被るとさらに緊張は高まり、半目にもなるっちゅう話さ。


雨は時折激しくなりつつも、しょーがないので「おりゃ、おりゃー」と気合で走り、フィーリング的には悪くない。「まぁまぁかな」と思ってピットに戻り、モニターを見ると10番手。

……あれ?
えーと、ST600は予選が2組あるので、総合だとざっと20位くらいってこと?

しばらくして出た正式結果は21位。
はい、グリッドは7列目のイン側に決定。
先日のブログで、「雨のリザルトは悪くない」とか言い放ってたのはどの口でしたっけ?

空模様は、雨が降ったり、やんだりしつつも空はだんだん明るさが増してくるという、一番悩ましいパターン。
完全にやんでしまえばライン上は乾いてくる可能性もあるので、いつでも交換できるようドライタイヤのスタンバイだけはしてしておきます。



結局、決勝はそのままレインタイヤで臨み、グリッドへ。
ちなみにむかって左の男、酒寄俊幸が今回のヘルパーさん。
いいようにアゴで使っていたものの、実はトランスクーター』(ニューズ出版の若き編集長。エライんです。

さて、決勝唯一の頼みの綱はスタート。
スタート番長(?)な西田さんに泣きを入れていつものごとく教えを乞い、前日には全日本ST600参戦中の中山しんたろう選手もコツを伝授くれるというありがたいサポートで、イメトレだけはバッチリ。
どう控え目に想像しても、軽く6人はブチ抜いて、1コーナーへ入っていく様子が脳内を駆け巡ります。



……んが、実際は軽く3人くらいにブチ抜かれて1コーナーへ到達。
自慢じゃないけど、これでもいつものド下手っぷりと比べると大成功なのさ (^^v

さすがに、この順位とコンディションだとオープニングラップは大混戦。
とにかく、転倒だけはしないように、転倒にだけは巻き込まれないようしながら、2ヘアまでは無事に到達。

と思ってたら、前方で2台が絡んで転倒!
ライダーと車体がこちらへフッ飛んでくるじゃあーりませんか!?
「ぬぉぉぉー!」と叫びつつも、ここまではギリギリ想定内。

ライダーは避けたものの、滑走してくる車体はかわしきれず、タイヤがわがCBRのカウルに接触!かすった程度だったものの、そのスキに数台に抜かれる始末。
フゥ…、それにしてもギリギリ過ぎ。ちょっと想定外。

そのまま2周目に入って、1コーナーを立ち上がると赤旗の提示。
さっきの転倒車両がコース上の残って、オイルが出たらしく、レース中断です。
ピットに戻りながら考えたのはタイヤのこと。
この時、雨は完全にあがり、走行ラインの一部は乾きつつあったんですねぇ。
「ドライタイヤに換えるべき?」「そんな時間ある?」「ってか、また降ってきたら終わりやん」と悶々としながらピットへ戻り、他のチームの動向を探っていると、やっぱり数人はタイヤ交換の準備をしています。



安全策をとるような順位でもないので、ドライへ交換決意。
とはいえ、まだビビッてたのでまずはリヤだけ交換し、フロントの決断は先送り。
急きょ、オートボーイJ’sの鴻巣社長にも手伝ってもらいリヤをドライへ。
アナウンスによるとまだオイル処理に時間がかかっているみたいなので、やっぱりフロントもドライへ交換決定。もう腹をくくりました。



ペースが上がってくることを考えて、サスペンションのセッティングも小変更。



で、レース再開。
グリッドを見渡すとタイヤ選択は見事にバラバラ。
前後レイン、前後ドライ、前レイン後ドライと、ライダーそれぞれの思惑がありあり。



本日2度目のスタートもまぁまぁ成功。
でも、やっぱり2人くらいには抜かれる……(^^;

その後は、とにかくひたすら追い上げるのみ。
周回が進むに連れて、路面はどんどん乾いていき、レインタイヤの先行逃げ切り組がどんどんペースダウン。僕を含めた前後ドライ組はペースアップし、結局10位でフィニッシュ。

結果はさておき、久しぶりにまともにレースができ、周りの心配をよそに転倒もせずに無事完走。多くのスタッフさんたちのおかげで楽しめたことを心より感謝します。

上位勢のタイヤ選択が気になって表彰式を見に行くと、上位6台中3台が前後ドライ、残りの3台が前レイン後ドライという組み合わせ。先に逃げるか、後で追い上げるかの差こそあれ、それぞれ一長一短だったようです。

さて、次は6月22日の岡山国際戦。
このまま、上り調子でいかせて頂きます。

筑波ロードレース選手権第2戦
ST600クラス
予選:21位 ベストタイム:1分08秒016(ウェット)
決勝:10位 ベストタイム:1分03秒023(セミウェット)


前回同様、TCフォーミュラクラス参戦の松下ヨシナリさん(カワサキZRX)と西田さん(ドゥカティMHe)はそれぞれ3位と5位で、またまた両者表彰台!やるねぇ!おめでとうございまっす!


Special Thanks
鴻巣社長
オグR様
オートボーイJ’s関係者の皆様
加藤良隆様
酒寄俊幸様
シナノトレーディング
ショウジ様
瀬崎様
高崎様
中山しんたろう選手
西田敏郎
松下ヨシナリ様


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2008年6月 8日

仕事もちゃんとしてるのだ

あいかわらずサーキット漬けの日々ですが、これでもちゃんと仕事はしています。

先月に発売された雑誌の仕事はこんな感じ↓

DM.jpg   BJ.jpg   HB.jpg

エイ出版様からはドゥカティマガジンボクサージャーナルホンダバイクス

AH.jpg

レゾナンス様からはahead(アヘッド)などなど。


んで、昨日は試乗のお仕事。
このところサーキットばっかりだったので、久しぶりに箱根をたっぷり走ってみました。

じゃじゃーん!
試乗車はトライアンフ・デイトナ675とKTM・1190RC8。
週末のワインディングに1人でトランポに乗ってやって来て、2台のド新車で行ったり来たりしつつ、おもむろにサスペンションやタイヤを調整し、時に寝っ転がりながら写真を撮っている様はなかなか変態っぽい光景らしく、「お!あれ、RC8じゃね?」などと遠巻きには注目を集めながらも、誰にも声はかけられず。
そりゃ、そうだわな。だって、気持ち悪いもん、そんな奴。

というような汗臭さとは裏腹に、この試乗記の模様は2輪誌業界の清涼剤、二玄社様のMOTO NAVI(モトナビ)No.35で爽やかにお届け予定なり。発売は6月26日。既刊の上記4誌ともどもよろしくお願い致します。

6月22日の岡山国際戦が終われば、選手権レースは早くもシーズン折り返し。
レースも仕事もノリノリで夏を迎えましょー!おー!


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2008年6月11日

水着にみるツナギ哲学

最近、話題のスピード社製の水着。

着れば日本新はおろか世界新もバンバン飛び出すというアレ。
ただし、おそろしく体が圧迫され、着るのに30分くらいかかるってヤツ。
着たら最後、うっかりトイレにも行けないよねぇ・・・。

それはさておき、これってもしかしてダイネーゼのツナギも同じ理屈か?というのが本日のネタ。

ずいぶん以前、ダイネーゼのツナギのフィッティングは超タイトって話をこのブログに書いたことがありました。なんせ、身長174cmの僕にあてがわれたのは44というサイズ。一般的なアパレルで44っていうと、その適正身長は160cm前後ですから、そりゃもうギュウギュウなわけですよ。

牛革だけにギュウギュウね。ハイ、ここで笑っておかないと後はもうないよー。

ま、いいや。

でね、いつもお世話になっているD-Store Tokioのフィッティング隊長が「すぐ馴染むから大丈夫ですよー。なんなら、まだ小さくてもいいくらいですゥ。ウフフ」とおっしゃるもんだから、軽くだまされてみたわけです。

そうしたら。
確かに最初はキツくて、普通に立っているとかなり苦しいもののバイクにまたがると適度に体全体が締め付けられ、無駄な動きが抑制されているような。
体に超密着しているぶん、空気の流れもスムーズなような。

なるほどー!
これって、スピード社の水着を同じ理屈やん!(ホントか?)
ダイネーゼってスゲェ。(単純)
さすがは、V・ロッシとJ・ロレンツォが着ているだけのことはある!(ミーハー)

と、水着騒動のテレビを見ながら、そういう結論に辿り着いた次第。

同時に。
今シーズン、開幕からいまいち調子が上がらないのはダイネーゼのツナギを着ていなかったからなんだ!という理屈(言い訳…か?)にも辿り着いたこの頃。

なんでかっていうと、去年はいろいろと転んだもので破れたり、削れたりした箇所がそれなりに多数。そのリペアに出してたんですねぇ。
で、先日、そのリペアも無事完了。
次戦の岡山はダイネーゼで、いざ戦わん!


と思い、本日、家で試着。
ところが長年着てユルユルになったGREEDYに慣れた体には、やっぱり苦しい…。
なので、変態チックにもお部屋で着こみ、慣らしをしながら仕事に励んでみました。
えーと、ネタだとお思いでしょうが、けっこう本気で。

ついでなので、ダイネーゼのご利益をちょっと紹介しておきましょうか。
先日、とある原稿を書くために調べたんですが、ダイネーゼの設立は1972年のこと。
で、その年以降、GP500やモトGPといった世界最高峰レースでチャンピオンになったのが下記に挙げた17人のライダーです。

ジャコモ・アゴスチーニ
フィル・リード
バリー・シーン
ケニー・ロバーツ
マルコ・ルッキネリ
フランコ・ウンチーニ
フレディス・ペンサー
エディ・ローソン
ワイン・ガードナー
ウェイン・レイニー
ケビン・シュワンツ
ミック・ドゥーハン
アレックス・クリビーレ
ケニー・ロバーツ・ジュニア
バレンティーノ・ロッシ
ニッキー・ヘイデン
ケーシー・ストーナー

驚くべきことにですね。
この17人のうち、実に9人ものライダー(太文字)がダイネーゼのライディングギアを愛用していたんですねぇ。
そりゃ、契約上、他メーカーを着た時期もあったでしょうが、それにしても半数以上の世界チャンピオンが選んだというのは間違いない事実。世の中にどれほどのツナギメーカーが存在するのかは調べる気にもなりませんでしたが、飛び抜けた着用率なのは明らかでしょう。

今シーズンのモトGPを見ても、ロッシはもちろんのこと、驚異的な活躍をみせるルーキー、ホルヘ・ロレンツォがダイネーゼなのも納得ゥー!

あれ?自分の選択眼を力技で正当化してます?
んじゃ、もちょっと身近なところで説得力3倍増しにしておきましょう。
現在、岡山国際選手権のランキングトップをひた走る高間選手
こちらもダイネーゼをご愛用。むこうは足元の毛虫ほどにも思っていないでしょうが、僕にとっては目の上のタンコブ。が、せっかくなので2人で表彰台に上がれるよう、がんばります!ってか、引っ張ってください。
レースのためなら、かつげるゲンはなんだってかつぎますよ、ええ。
高間さま。今度、ご挨拶にうかがいます m(_ _)m

どうでもいいけど、がんばれ!俺。


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2008年6月19日

もはや雨でもなんでもいいです

最近、インプレッションのお仕事でバイクに乗っていて気がついたんですが、以前より格段にいろいろなことがわかるようになっているような気がします。たぶん、サーキット密度が高いことも無関係ではないんでしょう。

んじゃ、自分のCBRはどうなんだ、と言われればそれはまた別問題だったりするわけですが、もちょっと自分のセンサーを信じて、じっくりと乗れば、もちょっといろんなことがわかるような気がします。たぶん。

なわけで、本日から仕事で西へ移動しつつ、週末に岡山入りします!
まーた、雨ですかね? ま、いいや。いい加減、慣れました。

岡山ロードレース選手権第3戦
ST600クラス ゼッケン7

しばらく更新が滞りますが、結果報告はまた来週!


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2008年6月22日

予選初ポール!決勝は?

ただいま、岡山国際より戻りました!

んでは、早速結果速報だぁ!
ってか、現場から携帯かなんかでアップしろよっていう話ですかね?
だって、使い方がよくわからへん……

ま、いいや。
さあさあ、では気を取り直して結果はコチラだァッ!


【岡山ロードレース選手権第3戦 ST600クラス】
 予選1位 
  タイム:1分53秒005 路面:かなりウェット

 決勝2位 
  ベストラップ:1分50秒876 路面:あきらかウェットのち、まあまあウェット


リザルト詳細はこちらだ!
↑ポチッとな


ST600参戦生活も12戦目。ここにきて、ようやく表彰台に登ることができました!
そりゃもう、むちゃむちゃ楽しかったです。
ゴールするのがもったいないほど幸せな時間でした。
遊んでくださった皆様、ありがとう!

詳細はまたあらためて。
ちょいとお仕事やっつけにかかりまーす。

では、また!


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2008年6月23日

ひとさまの土俵を借りてレース報告

えー、立て込んだ仕事をちぎっては投げ、投げてはちぎってしております。

そんなわけで、取り急ぎレース報告はひとさまにおまかせだぁ!


週末が待ち遠しい
↑ハイ、こちらをポチッとな。


いつもいつもお手伝いに来て頂いている松永さんのブログです。
もはや、なにも付け加えることがないほど語って頂いております。
ありがたくも「レイン・マイスター」の称号も頂戴しております。

ところで「レイン・マイスター」で急に思い出したんですが。
今では見る影もないほどボロくなったわがCBRのカウル。
こいつがなぜ水色に塗られていたのかを、今こそ明かさん!

なぜならそれは250cc時代のクリスチャン・サロンが好きだったから。


これこれー。



一方、コイツが俺様CBRきれいな時仕様。
へ?似ても似つかない?ほっとけ。

あんまりモロパクするのもどうかと思ったし、塗り分けると手間も時間もかかるから。
それよりなによりお金がかかるからさー。

んで、そのクリスチャン・サロンってのが何者かと言うと。



フランス人のハゲチョビン。


……じゃなくて、恐れ多くも1984年のWGP250チャンピオン。
レインでは特に速かったため、「雨のサロン」の異名もとった名ライダーです。

サロンのようにスムーズなライディングができればいいなぁ、という願いを込めて水色を選んでいるというわけです。似ても似つかない?ほっとけ。

ささ、仕事仕事。
私からのレース報告はしばしお待ちをー。


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2008年6月24日

岡山国際表彰台物語

思い起こせば2日前。6月22日の日曜日。
遠くイギリスとかいう国で、モトGPとかいうレースが開催されていたらしいです。
なんでも出走は18台程度と伝え聞いているので、きっとローカルでセコいレースなんでしょう。

それに引きかえ、岡山国際は熱い!なかでもST600クラスはさらに熱い!
世界が泣いたレース物語をドドンと振り返っておきましょー!おー!

あれ?誰もついてきてないっすね。
ちゃんとした話もあるので、ちょっとテンションおとしていきましょうか。


【序章】
そもそも少し前。
いつものごとくスタンホープ西田さんとくっちゃべっている時に、「決勝に強いって言われるけど、練習はあくまでも決勝にいい結果が残せるようにやってるんだから、いつもタイムアタックしてても意味がない」という主旨のことをおっしゃってました。確かにその通りだよなぁ、と思いつつも根が貧乏性なのか、走りだしたら全力全開じゃなきゃもったいない気がして、ついついそれを忘れがち。調子の良し悪しの判断がタイムになってしまっているので、タイムが出なけりゃ、ついサスやエンジンをさわりたくなって、結局は迷宮入りするというパターン。もちょっと頭使わないとねぇ、とぼんやりと思っていたのがレースウィーク直前のこと。
そうこうしているうちにレースが近づいてくるのでした......。


【19日(木曜日)】
この日、名古屋で一仕事終えて、むかった先は金沢。
幾度か紹介したことのある全日本ライダー中山しんたろう選手の家です。
なにをしに行ったかといえば、しんたろうパパお手製の手打ちソバを食べに。しんたろう選手とお父さん、お母さん、おばあちゃん、それにネコの阿国(おくに)ちゃんと和気あいあい。ピリリと辛味の効いたソバは旨いし、天ぷらも旨い。ひたすら食べた後は、ひとっ風呂浴びて、寝るだけぇ......。

って、違った!
岡山国際攻略法を聞き出すのが目的だった。危ない、危ない。
なんせ、このしんたろう選手は昨年、岡山国際で開催された全日本では7位入賞という実力者。しかも、この時はウェット。週末のレースもウェットが予想されるため、攻略の必殺技を語ってもらうにはこれ以上ないライダーというわけ。ついでに言えば、今年の全日本は開幕戦以外ことごとく雨。その中で、ことごとく好結果を残していることもあって、そりゃもう雨マスターなわけですよ。

結局、とりとめもない話に何時間もよく付き合ってくれたものですが、"ブレーキングはここ"、"ラインはここ"、みたいな具体的な攻略法を聞いたわけではなく、その大半は"考え方"や"取り組み方"。西田さんと同じく、レースに向けて、いろいろと試しつつ、いかに仕上げていくかが大切なのかを教わった次第。
技術的なこともいろいろ聞いてみたものの、試せそうなのは"S字で振られたときの押さえ方"くらい。あとはまだまだ無理無理ィー!レインでもドライと同じようにブレーキしてもOKって言われても無理無理ィー!(T_T)

そんなこんなで夜もふけ、一路、今度は岡山国際に向かったのでした。
中山家御一同様。ほんとうにお騒がせしました&ごちそうさまでした&ありがとうございましたm(_ _)m


【20日(金曜日)】
早朝にサーキット前へ到着し、ひと眠り。
パドックにむかうと、ブリヂストンタイヤのテストで全日本チームが大挙集結中!いろいろと考えた上で、この日は走らず、全日本ライダーの走りを徹底観察することに決定。走るだけが能じゃない!ということで早速一皮むけてみた感じを自分で演出。

いや、でも結果的にこれがよかったんですねぇ。
午前と午後で合計3時間。コースのあらゆるところで、全日本ライダーの走りをくまなくチェーック。
アクセルオフのタイミング、倒し込みのポイント、クリッピングの違い、立ち上がりのライン......などなど、ノートにメモメモメモ......。苦手だった2コーナーの進入は、脳内ではほぼ会得。ムフフな感じで、気分が大きくなってしまったため、金曜日にもかかわらずロッジで寝るという大奮発で翌日の走行に備えます。


【21日(土曜日)】
さて、この日は30分X3本の走行予定。
1本目はレイン。あとの2本はドライで走れたため、いろいろな想定でデータ収集(というほど緻密じゃないけど)。
前日のノートとにらめっこしながら、全日本ライダーのラインに近いイメージで走れたのは大きな収穫でしょう。路面コンディションがコロコロと変わるため、あまりタイムが気にならなかったのもある意味ラッキー。ひたすら、CBRの声に耳を澄ませて走りの精度を上げていきます。

ヒマな時間は、これまでの選手権上位入賞者である大西選手高間選手RIKI選手、長野選手と親交を深めつつ、転倒もなく無事終了。



夜は、パドックで焼肉ゥー!
同じピットだったGPモノ法月選手の宮脇メカにゴチになりました!
いつもならレース前のゴハンは控えるものの、雨なら体重がある方がトラクションがかせげるかも?という前向きな判断でひたすら食う、食う。うまかったなぁ...。


【22日(日曜日)】
さぁさぁ!こっからはテンション上げて、いくで!



...と思ってたら、決勝の朝は超ド雨。
わかっちゃいたけどねぇ。
ま、でも思い切って新品レインも用意してたことやし、はりきっていきましょー。

予選出走は39台。予選時間はわずか10分のため、他車のペースに巻き込まれてタイムが伸びないのは避けたいところ。なので、そこそこ早めにウェイティングエリアに車両を運んだものの数台がすでに待機。みんなやる気満々やな。結局、7台目でコースインしてタイム計測開始。

クリッピングポイントとアクセル全開タイミングだけはズレないように注意しながら、走っていると前走車を次々にパスでき、気がつけばクリアラップがとれてるじゃあーりませんか。最後の2周はミスしないように、転倒しないように走り切り、ピットに戻ってくるとヘルパーのタクマと松永さんがお出迎え。「ポールだってさ!」というわけで、自分自身におめでとう!

ポールは出来すぎにしても、現状の自分にできる範囲で「これ以上はちょっと無理!」っていう走りができていたので、結果がそれについてきてくれた感じ。

着替え終わったら、予選2位の大西選手登場。
俺様のことを「いよッ!レインマスター!」とほめ殺しつつも、「僕ね、最終ラップの区間タイムはそれまでの最速やったんですよ。でも、最後にミスッてねー」とさり気に自分のポテンシャルもアピール。前回レース優勝の誇りを武器に勢いに乗る若者とおっさんの心理戦がここに勃発!
...って、そんなたいそうなもんちゃうな。


ここまで、長ッ!
おっさんはそろそろ疲れてきたので、ここからテンポよくいくで!



さぁ、そんなこんなでアッと言う間に決勝前。
コースインに向けて、テンション急上昇ー!
一人だけタイヤウォーマー巻いてないのは、ビンボーだからぢゃないぞ。ホンマやぞ。



さぁさぁ、栄光のポールポジションだぁ!



が、緊張のせいか、ちびまる子ちゃんの青ざめた顔に見えてきた...。
(似てねぇー)



んなことを考えていると、サーキットクウィーーーンのおねえちゃんがパラソル持って登場!テヘッ



ヘラヘラしてると松永さんも半笑いだぞ。



しかーし、サーキットクウィーーーンのおねえちゃんが去るとテンション急降下。
っていうか緊張度急上昇で、またまた青ざめてきたぞ。
横で和気あいあいと記念撮影に興じる大西チームとは対照的に、われわれはおっさん2人して、なぜか固まってるし...。



これ以上、緊張したくないので、とっととスタァァァートォォォー!
あっと言う間に、4位ィィィー!
......なのは、なんでやねん!
ま、これでもいつもよりずいぶんマシなのだ。
だから、これでいいのだ。

そうこうしているうちに1周目に2位まで挽回すると、後は......



抜いたり、



抜かれたり、



抜いたり、



抜かれたり。

2コーナーは完全にこっちのやりたい放題。
インからだろうがアウトからだろうが、さしまくり。

そのかわり、裏ストレートエンドはやられたい放題。
右から左からズバズバさされまくり。
「これは抜けんやろ!?」と思って、インをがっちり閉めたのにアウトから思いっきりかぶせられた日にゃ、本気で落ち込んだ......。
最近の若者は年長者の労をねぎらうっちゅうことを知らんらしい。

もうね、なんか途中からはあまりのやられっぷりとブレーキの下手さ加減が我がことながら、おもしろくなってきた。



んで、いよいよ最終ラップに突入。
1コーナーから2コーナーにかけて、またまたトップに立ってみたものの、残念なことに裏ストレートエンドの方がゴールラインに近いところにあるので、またまた抜かれたら、特に策なし。突然、逆回りとかにならへんかな?ならんよね......。

とか思ってたら、やっぱりきやがりました!けっこう、がんばってブレーキをがまんしてみたものの、自分が止まるので精いっぱい。バタバタしている間に、アッサリ抜かれてみたりなんかして。3位には長野デラックス(勝手に命名)がつけて、虎視眈々となにごとかを狙っているので無理はしたらアカン。



そんでもギリギリいっぱいまでアクセル開けてみたものの、最後はダブルヘアピン立ち上がりで軽くスベッてジ・エンド。でもまだあきらめきれないので後ろから呼び止めてみたけれど、結局コンマ4秒差まで間隔をひろげられて負けたぁぁぁー。


いやー、でも「オモロー!」なレースができてホントに幸せ。



クールダウンラップを終えて、表彰台の下で車両を停止。
しっかし、なんか貧相やな俺様号。
となりの2台は速そうやし、きれい。
うーむ。次戦はちゃんと塗るかぁ。



表彰台で若者をたたえるおっさん2人。



無邪気に「イチバァーン!」とか、やりやがるから、ちょっとひいてみたおっさん2人。



クレバーウルフ賞もらって、アゴを伸ばす若者1人。



水遊びに興じる大人3人。



なぜか拝み始めるおっさん2人。



アゴの長い若者と首の長いおっさん?
お目目パッチリの若者と目が細すぎるおっさん?
色の黒い若者と色の白いおっさん?

ま、なんでもいいや。
とにかく、戦い終えた爽やかな2人だな、うん。

大西選手はこれからしばらく鈴鹿4耐にむけて全力全開。
がんばってよー。
将来、大物になったあかつきには、「アイツはなぁ。アイツは俺を超えていったんやぁ......(ヒック)」とか飲むたんびに言うねんから。



あー、楽しかった。
最後は激戦を物語るワンシーンをカメラマンっぽく撮ってみたりなんかして。


ではまたー!


Special Thanks
 大西博規選手
 スタンホープ西田さん
 タイナカメカ
 高間弘泰選手
 長野博選手
 中山しんたろう選手
 中山家の皆様
 法月多喜夫さん
 フク選手
 松永法丈さん
 宮脇さん
 矢野琢磨くん
 RIKI選手


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